ダートトライアルとは

ダートトライアルとは日本自動車連盟（JAF）の規定するモータースポーツ競技のうち「スピード行事競技」として位置付けられています。基本的には未舗装（土、砂利等）の路面をいかに速く走るかというタイムトライアルです。

通常は排気量や駆動方式別に１台ずつ同一コースを２トライし、ベストタイムで順位を決定します。その差は１０００分の１秒まで記録され、激しい戦いが繰り広げられています。すなわち、低μ路面でのマシンコントロールが勝敗を大きく左右します。

みなさんも積雪路面の経験は多少あると思いますが「お尻が流れた」という挙動変化時によく言われる「逆ハンをあてる」という操作をしますよね。

その応用というか進化形が「ドリフト走行」といわれ、そのテクニックを活かしハイスピードでパフォーマンス（魅せる走り）が可能なモータースポーツです。もちろん、サイドターン等の小技もイベントによっては必要になってきます。

島回り等のテクニカルセクションで勝敗が左右される事もあるので、経験と感覚を鋭敏に研ぎ澄まさなければなりません。路面コンディションを見抜く眼力も必要となってきます。

これらを総合して勝ち得たモノは計り知れない喜びと成って返ってきます。まぁ、一度ハマると抜け出せなくなってしまう怖いモータースポーツでもあるのですが…。ちなみにラリー（ＳＳ＝スペシャルステージ）というと、世界共通で通じると思うのですがその縮小版を専用サーキットで行っているのがダートトライアル（ちなみに日本独自のカテゴリーです。）というぐらいの感覚でよろしいかと思われます。